Claude CodeとOpenAIのCodex CLIは、もっとも広く使われているターミナルのコーディングエージェントです。仕様の上では両者は似てきました。どちらもプロジェクトの指示を読み、危険な操作の前に確認し、hooks、skill、MCP、サブエージェントに対応し、CIでヘッドレス実行もできます。それでも実際に使うと感触は違い、今では両方を使う開発者も多くいます。
このガイドでは、日々の作業で効いてくるポイントで2つを比較し、並べて動かす方法を紹介します。
2026年9月24日時点で、OpenAIとAnthropicのドキュメントと照合して確認した情報です。モデル、料金、上限は頻繁に変わるので、最新の詳細はリンク先で確認してください。
結論から
- Claude Codeを選ぶのは、1つのツールを軸にした奥深いエージェントのワークフローがほしい場合です。planモード、自動分類器を含む権限モード、組み込みのworktree、エージェントチーム、そして非常に幅広い利用環境があります。
- Codex CLIを選ぶのは、すでにChatGPTに課金している場合、オープンソース(Apache-2.0)のCLIがほしい場合、あるいはOSレベルのサンドボックスと
/reviewの流れが好みの場合です。 - できれば両方を使う。 モデルが違えば見つけるミスも違い、使用量の上限が尽きるタイミングもずれます。
一覧で比較
| Claude Code | Codex CLI | |
|---|---|---|
| 開発元 | Anthropic | OpenAI |
| モデル(2026年9月) | 有料プランの標準はOpus 5.5。Sonnet 5、Haiku、Fable 5.1も利用可能 | GPT-6ファミリー(Astra、Sol、Luna)。移行期間中はGPT-5.6モデルも |
| 含まれるプラン | Claude Pro($20)、Max($100または$200)、Team、Enterprise、またはAPI課金 | ChatGPT Plus($20)、Pro($100から)、Business、Enterprise、Edu、またはAPIキー |
| オープンソース | いいえ | はい、Apache-2.0(Rust製) |
| 指示ファイル | CLAUDE.md(AGENTS.mdも読める) |
AGENTS.md |
| 設定 | settings.json |
config.toml |
| 権限 | モード:Manual、accept edits、plan、auto、don't ask、bypass | サンドボックスモード(read-only、workspace-write、full access)と承認ポリシー |
| CLIの組み込みworktree | あり、claude --worktree |
フラグなし。worktreeはデスクトップアプリで |
| ヘッドレス | claude -p |
codex exec |
| ローカルのコードレビュー | /code-review |
/review |
| 使用量上限の確認 | /usage |
/status |
利用方法と料金
Claude Codeは、Claude Pro(月額$20)、Max 5x($100)、Max 20x($200)、TeamとEnterpriseのプランに含まれています。無料のClaudeプランには含まれません。AnthropicのAPIアカウントでトークン単位の従量課金で使うことも、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry経由で使うこともできます。
Codexは、ChatGPT Plus(月額$20)、Pro($100から)、BusinessとEnterpriseのプランに含まれ、使用量はChatGPTのほかのエージェント機能と共有されます。APIキーでサインインしてトークン単位で支払うこともできますが、その場合Codexのクラウド機能は含まれません。
どちらも、サブスクリプションの使用量を5時間ウィンドウで計測し、その上に週間上限があります。Claude Codeの使用量上限とCodexの使用量上限のガイドもご覧ください。
モデル
Claude Codeは有料プランでOpus 5.5が標準で、sonnet(Sonnet 5)、haiku、opusplan(計画はOpus、実行はSonnet)、fable(Fable 5.1)のエイリアスがあります。切り替えは/modelで行います。
CodexはOpenAIのGPT-6ファミリーを使います。Astra(最も高性能)、Sol(複雑なコーディングとエージェント作業向け)、Luna(効率重視)です。移行期間中はGPT-5.6モデルも引き続き使え、GPT-5.5は2026年10月14日に提供終了となります。
モデルの品質はリリースごとに変わるので、ここで勝者は決めません。それより役立つのは、同じ実際のタスクを両方で試し、自分のコードベースに合うほうを残すという習慣です。
プロジェクトの指示と設定
Claude Codeは**CLAUDE.md**ファイルを読み、独自の自動メモリを持ちます。AGENTS.mdも読めます。設定は~/.claude/settings.json、.claude/settings.json、.claude/settings.local.jsonに置きます。
Codexは**AGENTS.md**を読みます。~/.codexにあるグローバルなものと、リポジトリのルートから下のディレクトリごとのもので、標準では合計32 KiBまでです。設定は~/.codex/config.tomlと、信頼済みのプロジェクトでは.codex/config.tomlに置きます。
両方を使うときのコツ: 実際の指示はAGENTS.mdに書き、CLAUDE.mdからそれを参照するようにしておくと、両方のエージェントが1つの情報源に従います。
権限と安全性
エージェントを範囲内にとどめる方法は、2つのツールで異なります。
- Claude Codeは権限モードを使います。Manual(編集やコマンドの前に確認)、accept edits、plan(読み取り専用の計画)、auto(分類器が各操作を審査)、don't ask、bypassです。Shift+Tabで切り替えられ、allow・ask・denyのルールで細かく調整できます。オプションのサンドボックスは、macOSではSeatbeltを使います。
- Codexは、エージェントが触れられる範囲(サンドボックス:read-only、workspace-write、full access)と、確認するタイミング(承認ポリシー)を分けています。サンドボックスは標準で有効で、macOSではSeatbelt、Linuxではbubblewrap、Windowsではネイティブのサンドボックスを使います。auto-reviewオプションを使うと、承認をレビュアーのエージェントに回せます。
実際には、Codexは標準で有効なOSレベルのサンドボックスに頼り、Claude Codeは確認の頻度を制御する権限モードとルールに頼っています。
ワークフロー機能
| 機能 | Claude Code | Codex CLI |
|---|---|---|
| 編集前の計画 | planモード、opusplan |
/plan |
| Hooks | あり | あり |
| Skillとプラグイン | あり | あり(カスタムプロンプトは非推奨になりskillへ移行) |
| MCPサーバー | あり | あり |
| サブエージェント | あり。エージェントチームとバックグラウンドエージェントも | あり。カスタムエージェントも |
| セッションの再開 | claude --continue、--resume |
codex resume、/resume |
| 画像 | プロンプトに貼り付け | --imageまたは貼り付け |
| その他の利用環境 | IDE、デスクトップ、Web、モバイル、Slack、GitHub Actions、Chrome、Agent SDK | IDE拡張機能、ChatGPTのデスクトップとWeb、Codex cloud、モバイルからのリモート、GitHub、Slack、Linear、SDK |
どちらも成熟しています。違いは、機能の有無よりも、標準設定や使い心地に表れます。
CodexとClaude Codeを併用する
同じプロジェクトで両方を動かすのは、私たちが知るかぎりもっとも効果的な構成の1つです。
- Claude Codeが実装する。 タスク用のworktreeで起動します(
claude --worktree feature-search)。 - Codexがレビューする。 Claudeが終わったら、同じフォルダでCodexを動かし、コミットされていない変更に対して
/reviewを使うか、保存したレビュー用プロンプトを使います。 - 指摘を返す。 Codexの指摘をClaude Codeに貼り付けて、修正させます。
- 上限が近づいたら役割を交代する。 Claudeが5時間の上限に近く、Codexに余裕があるなら、次のタスクはCodexに任せます。
共通の指示はAGENTS.mdに置き、両方がコードを編集するならそれぞれにworktreeを用意しましょう。構成の全体は並列エージェントのガイドで解説しています。
Vibe Consoleなら
Vibe Consoleは、まさにこのために作られています。⌘KでClaude CodeとCodexを隣り合ったターミナルで起動し、両方のエージェントの実行中・アイドルの状態をタブで確認し、どちらかが作業を終えたり入力を求めたりすれば音で気づけます。ノッチには両方のプロバイダーの使用量リングが、リセット時刻と80%・100%のアラートつきで表示されます。レビュー中のdiffは、組み込みのエディタとソース管理からワンクリックで開けます。
どちらを選ぶべき?
| こんな人は… | おすすめ |
|---|---|
| すでにChatGPTに課金している | Codex |
| すでにClaudeに課金している | Claude Code |
| オープンソースのCLIがほしい | Codex |
| CLIに組み込みのworktreeと細かな権限モードがほしい | Claude Code |
| すべての変更にセカンドオピニオンがほしい | 両方(片方が実装、もう片方がレビュー) |
よくある質問
CodexはClaude Codeより優れていますか?
どんなタスクでも優れているというものはなく、どちらも急速に変わっています。同じ実際のタスクをそれぞれで試すか、片方で実装してもう片方でレビューしましょう。
Claude CodeはAGENTS.mdを読めますか?
はい。Claude CodeはCLAUDE.mdと一緒に、あるいはその代わりにAGENTS.mdを読めるので、Codexと指示を共有するのは簡単です。
Codex CLIは無料ですか?
CLIはオープンソースですが、使うにはCodexを含むChatGPTのプランか、トークン単位で課金されるAPIキーが必要です。
1つのサブスクリプションで両方を使えますか?
いいえ。Claude CodeはAnthropicのプランかAPIを、CodexはOpenAIのものを使います。両方のプランを契約している開発者も多くいます。
両方を並べて動かすのを14日間無料で試せます。Vibe Consoleをダウンロード。
